教訓セッションはいつ実施しますか?(PMI承認PMP試験対策テキスト アクティビティ4-6 4.)

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・教訓セッション=振り返りの理解で良いでしょうか?
・振り返りは、必要に応じて、プロジェクト中、いつでも必要に応じて実施するのでしょうか?

yukisan
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「振り返り」という用語はわかりやすいですが、いろいろな意味を含んでいるので混乱されたかもしれません。
簡単には、
▶プロジェクト期間実行中に随時行う(日々の)振り返り=教訓
▶アジャイル・プロジェクトのイテレーションの最後に行う振り返り=レトロスペクティブ
▶フェーズやプロジェクトの最後に行う振り返り=プロジェクトやフェーズの終結

があります。

教訓はプロジェクトの実行中、随時ずっと残します。PMBOKr第6版では実行プロセス群の「4.3 プロジェクト知識のマネジメント」のインプット・アウトプットに「教訓登録簿」が挙がっています。
▶例えば業務日誌を例としてイメージしてください。
毎日、その日の反省(振り返り)書き足していきますよね。ファイルを開いて(インプット)教訓を記述して保存する(アウトプット)わけです。

アジャイル・プロジェクトでは、イテレーション(スプリント)の最後のレトロスペクティブを行って、次のイテレーションに反映するわけですね。
PMIr承認テキストではレトロスペクティブのことを(振り返り)とも記載しています。

日々の教訓をまとめて教訓リポジトリにし、組織のプロセス資産として次のフェーズやプロジェクトに活かします。
▶PMBOKrGuideでは終結プロセス群の「4.7 プロジェクトやフェーズの終結」のアウトプットに、教訓リポジトリを含む組織のプロセス資産(更新版)として記載されています。
▶他にも ~のコントロール」「~の監視」などのプロセスでは組織のプロセス資産更新版がアウトプットされますね。今回のプロジェクトで組織のナレッジがよりよいものに更新(アップデート)という意味です。
このように、組織はプロジェクトやフェーズを繰り返す度に、以前より良くなっていく(成熟するといいます)わけです。
4.1 プロジェクト憲章の作成」や「4.2 プロジェクトマネジメント計画書の作成」プロセスなどではインプットに組織のプロセス資産とあります。これは、前のプロジェクトの教訓など反省を今回のプロジェクトを計画する際に参照するという意味です。

PMBOKrGuide第6版には伝統的な予測型プロジェクトで使われる用語が記載されていますが、「プロジェクトやフェーズの終結」は、アジャイルプロジェクトにあてはめればレトロスペクティブにも該当すると考えられますね。

正答では予測型、反復型、アジャイル型があり、漸進型が入っていません。漸進型が入ると正答にならないのでしょうか?

yukisan
yukisan

正解の文言の中に「漸進型」が入っていませんが、
漸進型で教訓を残したり振り返りをしないわけではありません。
もし、選択肢の文章に漸進型が入っていても、それを選べばよいでしょう。

ただ、あえて厳密に言うなら、漸進型は反復型やアジャイル型に比べて、次に活かす頻度が低いとはいえるかもしれません。

反復型は要求分析時のプロトタイプで頻繁にフィードバックをしますし、
アジャイル型は次のリリース時に前のリリースの成果物の改善点や積み残しも、次のリリースの優先順位検討に反映させます。
漸進型は一旦リリースすると、前のリリースの成果物の改善点や積み残しは、次のリリースの優先順位検討反映させません。

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